
新井 学 先生にミニマム創内視鏡下手術についてインタビューしました。
ミニマム創内視鏡下手術とはどのような手術なのですか?
ミニマム創内視鏡下手術とは「臓器がようやく取り出せるだけの創(ミニマム創)ひとつだけで行う」低侵襲手術です。
従来の開腹手術のように大きく皮膚を切開しませんが、5~6cmの小さな創からすべての操作を行います。傷が小さいため、創内の光源としてまた拡大視するため内視鏡を用いますが、特殊な器具を用いる腹腔鏡手術とは異なり手術操作そのものは従来の開腹手術と同様です。
ミニマム創内視鏡下手術の特徴を教えてください。
この手術には次のような特徴があります
- 傷が小さいため術後の痛みが少ない
従来の開腹手術では10cm以上の皮膚切開で手術を行っていましたが、この手術では傷が小さいため術後の痛みが軽減されます。ほとんどの患者さんは手術翌日に歩行が可能です。 - 単一の皮膚切開のみで行います。
内視鏡を用いますが小さな創より内視鏡を挿入するため、腹腔鏡手術のように内視鏡や手術器械を挿入するための孔を複数あける必要がありません。 - 安全性の高い手術です。
小さい傷ですが、指を挿入することが可能なので触診や圧迫止血が可能です。
万が一の大量出血などの緊急な場合でも、即時に創を延長することが可能で迅速な対処が可能です。 - 内視鏡を用い手術野をテレビモニターに映し出すことで、複数の目で視野を共有することができるためより安全な手術が可能です。また、若手の外科医育成にも役立ちます。
- 傷が小さいだけで、体内の操作は従来の開腹手術とほぼ同じであるため手術の質が落ちることはありません。
- 泌尿器科癌のほとんどの手術をミニマム創で行うことが可能です。
当院はミニマム創手術の施設認定を受けておりませんが、現在申請準備中です。前立腺全摘除術はすでにできる限り小さな傷(6cm程度)で行っております。












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