不妊か不安。病院に行くタイミングとは
妊娠するために色々なことを試しているけどなかなか妊娠しないので、産婦人科での治療を考えている。でも、どういったタイミングで病院に行けばいいのか、何を持っていけばいいのか、どういったことをするのか知らないために病院に行きにくく感じている人も多いのではないでしょうか。
そういった人のために今回は不妊を疑って病院に行くタイミングと、必要になるものや病院での治療について説明します。
不妊かどうか疑うタイミング
不妊の定義は日本産科婦人科学会によると、「生殖年齢の男女が妊娠を希望し、ある一定期間、避妊することなく通常の性交を継続的に行っているにもかかわらず、妊娠の成立をみない場合を不妊という。その一定期間については1年というのが一般的である。なお、妊娠のために医学的介入が必要な場合は期間を問わない」とされています。まずは、この定義をしっかり覚えて自分が本当に不妊に当てはまるのかを考えてみましょう。
病院に行く前に考えること
妊娠の兆候がみられないからといって、すぐに病院に行くのも問題はないのですが、先に「正しい妊活」ができているのか一度振り返ってみましょう。意外と意識されていないのが「食生活」です。
人間にとって食事は栄養素を摂取するための重要な行為で、妊娠するためには食生活も改善することが大切になります。葉酸などの不足しがちな栄養をちゃんと摂取することでも改善が望めます。
また、ストレスを溜めない、体温を定期的に計るなどの健康管理を行っているかも考えてみましょう。日頃の生活を改善すると妊娠しやすくなるといわれています。
病院に相談しにいく前に一度生活や健康について見なおしてみましょう。
病院に行くタイミングは?
病院に行くタイミングとしては「不妊なのではないか」という可能性を感じたときが良いと思いますが、生理周期を意識しておく必要があります。病院での検査を受けるにあたって、生理終了日から5日~1週間の間にいくことで検査がしやすくなる、という理由があるためです。また、なかには生理中に来院するように指示するところもあるので事前に確認しておきましょう。
持っていくべきものは
では病院にはどんなものを持っていけばいいのでしょうか。基本的には普通の病院に行くときと同じで、保険証や診察券を持っていけば問題ありません。また、最近の体調の変化を知るために、1~3ヶ月間の体温を測った「基礎体温表」が必要になることもあります。初めて病院に行く場合は先に電話で基礎体温表が必要かどうかを確認しておきましょう。
服装は検査などで脱ぎ着しやすいような格好にしましょう。
病院ですること
初めて病院に行ったときは不妊かどうかを調べるために問診、視診、内診といった一通りの検査を受けます。また、病院によっては超音波検査やホルモン検査なども行うこともあるため、初診の時は多めにお金を持っていくとよいでしょう。夫婦で行くと夫にも初診の結果が分かる、精液検査が早期に受けられるなどのメリットがあるので、夫婦で受診することをオススメします。
病院で勧められる治療法
病院では段階的な治療が勧められるのが基本です。最初は卵巣の状態をチェックして排卵の時期を予測する「タイミング療法」、次に人口的に受精がしやすい位置に卵子と精子を入れる「人口受精」、最後に体外で受精させて数日後に体内に戻す「体外受精」の順番になります。タイミング療法で授かることができないと、長期的な治療になります。
おわりに
今回は病院に行くタイミングと、必要になるものや病院での治療について説明しました。初めてだと分からないことも多いですが、検査を受けることで適切な指示や治療を受けることができるので、一度しっかりと病院で検査を受けましょう。
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